️火打山 ~ 想い出の山、あっけない再挑戦
2001/8/26

火打山付近の地形図

登るのが困難と言う訳でもないのに、何度も登り損ねた山がいくつかある。その伝では、妙高山系の火打山は最右翼。何しろ、高校生のとき、初めて夏に雪の残った山に行ったのがここ。でも、その時は、高谷池まで。メンバーの女性が高山病のような症状になり、笹ヶ峰牧場に引き返した。大学のときも、低気圧の接近で笹ヶ峰牧場に停滞を余儀なくされ、スキーによる火打山は幻に。

お互い因縁の山ということで、S君と8月最後の週末に出かけた。

マメなS君、行く前にはインターネットで色々調べ、新幹線で行って高谷池ヒュッテに1泊とか言っていたが、安上がりがいいと言う私の提案でS君のステップワゴンが出動となる。さらに、ヒュッテも予約で満員と判明、「笹ヶ峰にテントを張って往復すればいいんじゃない」との私の一言で、あっさりと方針変更。

土曜日は笹ヶ峰までなので、ゆっくり。運転を交代しながら、笹ヶ峰に着いたのは午後2時過ぎ。散歩したり、メシ作りでのんびり過ごす。林間の牧場のキャンプサイトは、ゆったりとした気分になる。テントはS君持参のもの、それはよかったのだが、シュラフを積み忘れたとかで彼は毛布を借りることに。登山者以外の利用の方が多そうなキャンプ場だから何でも揃う。なお、お酒は忘れないのが立派、いい気分で早々に就寝。

天高谷池ヒュッテ 天狗の庭 湿原の木道 火打山頂上

夜中にテントを打つ雨音で、「ああ、やっぱり私は雨男か」と、あきらめムードだったのに、オシッコに起きたら、星が出ている。と言うことで5時前には懐中電灯をつけて出発。十二曲りの急登といっても大したことはない。目指す火打山も見えてくる。高谷池ヒュッテを過ぎ、天狗の庭。お花畑の最盛期は過ぎていたが、きれいなところだ。山頂近くにはトリカブトの大群落。ポコッと木々の間を抜けたらそこが山頂。念願の登頂だけど、あまりにもあっさり。こんなものか、登るまで何年もかかったのに。

お昼過ぎには元来た道を下山。高度差の割に水平距離があり、けっこう時間のかかる往復となる。近くの苗名の湯で一風呂浴びて帰京。軽井沢の手前で渋滞に遭遇し、中込を経由するR254ルートに変更し下仁田へ。そこから先でまた渋滞。埼玉県の抜け道なら得意なのに、それでもかなり遅い時間になってしまった。学校の夏休みは終わるが、まだ夏山には行き足りない私。

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