️大蔵高丸 ~ またもや挫折、雁ヶ腹摺山
2001/12/16

南大菩薩の大倉高丸に、またもS君と出かける。昔の登山靴を引っぱり出して、その足慣らしということで。秋の北アルプスはナイロン製のトレッキングシューズで歩いたが、軽くていいものの、岩に躓くと痛いし水も浸みる。これからの季節、雪の上も歩くだろうしというのが、その理由。

S君によれば、春に道が遮断されていて引き返した雁ヶ腹摺山の林道が開通したと、インターネットで見たという。ならば、捲土重来、車で中央高速を西へ。10時前には大月に到着、春に浸かった真木温泉を過ぎ、最終部落の桑西を過ぎて10分走ったところで…、

「げぇーっと、ゲートが閉まってる!」(わっ、さっぶうー)

これは困った。これじゃ春と同じ。ただ、あのときは雨だったが、この日は晴天。しかたなく、林道を登り始めたが、がっくりしたせいで長く感じることこの上ない。道は立派な舗装道路だし、ゲートの先に何の問題もないのに、締めているのが理解できない。しかも、重くて硬い登山靴、固いアスファルト道路、余計に足どりも重く…

40分ほど歩いたところで、左手に湯ノ沢峠経由大倉高丸への道が分岐。この先、林道を大峠まで1時間半はかかりそう。一方、湯ノ沢峠ならすぐに山道になる。あっさりと進路変更どころか、目指す山までも変更。

静かな冬枯れの山道を辿れば、2時間ほどで1781mの大蔵高丸頂上に立つ。稜線からは、八ヶ岳、南アルプス、そして例によって富士山。この日は気温は低かったものの風が弱く、冬の低山歩きには絶好の日和だった。

本来なら往復2時間の足慣らしのはずが、5時間近くも重い靴を引きずることに。これは、「雁ヶ腹摺山」どころか「オラが足摺山」だわ。もうこの靴は、今の体力じゃ無理。どこも傷んでないし、まだまだ使えそうなのになあ。

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