️涼風の通る峠 ~ 高畑山・倉岳山
2002/6/2

次の土曜日は友人と奥秩父の笠取山に行く予定があるが、週末に単身社宅にいてもつまらないので、山梨方面に向かう。1か月の免停で、レンタカーでの遠出がままならず、電車で行くとなるとどうしても足場のいいところになる。京王線沿線に住んでいると、高尾まで50分ぐらいで350円、そこで中央線に乗り換えれば、片道1000円かからない。学生時代は中部山岳の行き帰りに通過するだけだったこのあたりの山々、手軽でまあまあ楽しめる。

高畑山・倉岳山付近の地形図

前日とうってかわって、すっきりと早起きできたし、天気も上々、テレビでW-CUP釘付けというのもあまり健康的でないので、バタバタと準備して出かける。鳥沢~高畑山~穴路峠~倉岳山~立野峠~梁川というコースだ。

気温が上昇して、夏を思わせる天気、でも登りも下りも北側の沢沿いの路で樹林の中、暑いというほどのことはない。
 途中の穴路峠は、秋山村から大月市への風の通り道になっていて、涼風が心地よい。静かな峠だ。尾根道を歩いて、ここで一休みすると、涼しいどころか肌寒いほど。不思議な場所だ。明るく開けたところではなく、どちらかと言うと暗い感じの狭い切通、私はこんな静かな峠が好き(性格が暗い?)。

大月市が登山客誘致のために設定した秀麗富岳十二景というのがあり、この高畑山・倉岳山もセットでその一翼を担っている。しかし、雨男の私が一人で行くのですから、「当然」富士山は見えない。

このあたりの山は、駅からすぐに登れるし、20分も歩けばもう山の中、都心からさほど遠くないのに大きなギャップだ。山頂は人がいるものの上り下りは静かだ。どうせ富士山は見えないのだから、途中の気持ちのいい場所で休憩・食事が正解。腰も完全回復したし、足慣らしの山登りを重ね、さあ夏山に向けての体勢は整ったぞお。

先日、CWXというワコールから出ているコンディショニングウェアを買って、山登りのときには、それを履いている。サポーター機能がついたタイツで、ピチピチの割には着用感はなかなかいい(イチローを広告に使っているやつ)。筋力の衰えをハイテクでカバーしようという寸法。しかし、あまり周りの評判は良くないようで… 「おえっ、みぐるしー」とか。

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