️いまどきのデパ地下
2002/9/15
昨日、ひょんなことから、元役員で今は引退された大先輩からメールを頂戴した。メールの文末には、「食事に気を付けてお元気で」とあり、さすがに単身赴任者の生態をよくご存じ。
私は帰りが新宿乗換のことが多く、よくデパ地下を利用する。閉店が近づくと、総菜が値下げになるので、それを狙って、ということ。スーパーの値段で美味しいデパ地下の総菜を買い込む。
最近のデパ地下は一人用の総菜が充実している、私のご贔屓は乗換に便利な京王デパートの地下、なかでも中華の三点1000円というもので、量が多く一度では食べきれないボリュームだ。
ところが、ある日、ちょっと早い時間だったので、二点800円。
「ありゃ、早かったあ」と思いつつ、客が途切れたときに、「何時から三つ1000円になるのかなあ」と聞いてみた。
売場のおばさん「6時40分」、まだ少しあるなあと思ったら、おばさんにっこり、指一本たててウィンク、すかさず「これもね」と、千円札を渡す私。
これが接客業の基本、馴染み客への対応というもの。まあ、ここまでやる単身赴任のサラリーマンもおらんやろ(なぜかここだけ、ATOK15話し言葉関西モードによる変換)。
その後、もっと知恵がつき、8時の閉店ギリギリに行くと、四点で1000円とさらに格安になることを発見。さすがにこれだと、品切れのものが多くて、好みのものが買えないというリスクと裏腹だけど。
奈良の自宅にいるときは、ご贔屓のスーパーの専門店街の魚屋で、閉店近くにうろうろしながら、おにいちゃん捕まえて「これ、はよ半額シール貼ってえなあ」なんて言う主婦感覚の私。
東京に来て、はや1年半あまり。東西両カルチュアを一応体得していると思う私ですが、「ああ、私もやっぱり関西人」と感じるときがある。