どけちドットコム(.com)
2002/10/17

The worst operating system on Earthという評価が定着しているWindows、私のマシンもよく止まること。エラーメッセージで毎日お目にかかる"不正"な処理、私は極悪人か。

自宅で使っているパソコンが、また毎度の"不正"かと思ったら、ブルーのまだらの画面になってしまって、こりゃ完全にアウト。リセットも効かず、液晶が飛んでしまったか。あえなく修理行きとなる(まあ、代替機があるから平気だが)。

故障原因は液晶に繋ぐケーブルの不良のようだった。それにしても、感動のソフマップ3年保証。交換修理は言うに及ばず、1週間後には宅配便で自宅まで配送、費用は一切かからない。これが、メーカー保証もへったくれもない中古ノートパソコンなのだから恐れ入る。発売半年もすれば、中古市場に新鋭機が出回るのだから、新製品なんて買う必要ないなあ。

何しろ私の愛機はPanasonicのLet's noteの光学式トラックボールタイプ。これは役立たずのタッチパネルと違い唯一使い物になるポインティング・ディバイスで、キーボードから手を離す必要がないし操作性はマウスを凌ぐ。この光学式トラックボールタイプLet's noteの熱狂的なファンが世の中には多く、一時製造中止となったときにはファンが署名運動を行いメーカーに復活させたという代物だ。しかし、どうしても本体の厚みが出るので軽量化・スリム化が進むノートパソコンの世界では、常に製造中止の危険がつきまとう。したがって、中古漁りになるのは、ものの道理。

修理明けで戻ってきた愛機、おおっ、見慣れたデスクトップが現れた。よしよし。ところが…

10分も使うとピーピーと警告音が鳴り、プスンと切れてしまうではないか。おかしい、充電は100%したはずなのに…。

何度やっても同じ状態、そこで、メーカーのサポートデスクにメールで問い合わせ。すぐに帰ってきた答えが、「バッテリーの寿命です」。うーん、こういうときに中古は困る。前にどれだけ使っていたか判らないから、ある日突然オシマイに。バッテリーは消耗品だしなあ。

本体は中古で値下がりしても、メーカー純正の付属品は結構高い。定価28000円だと!そう言えば、インクカートリッジ価格よりも安い値段で私が使っているプリンタの中古が売られていたこともある。AC電源のみで我慢してもいいが、せっかくのモバイル、いつも帰省の新幹線の中で使うしなあ。

そこで、探した、ネット上の価格比較サイト。bestgateとか価格.comとかが有名だが、バッテリーの製品名でGoogle検索したら、出てきたのは「どけち.com」。そのネーミングに思わず吹き出してしまった。こういう売り手市場の純正付属品でも価格差があるもんだ。早速、最安値を提示している「さんてく堂」に連絡し購入。これは岡山の会社。前にAirH"からの乗り換えで買ったモバイルPHSカードb-mobileは、大阪の「ナニワ電機」だったし、聞いたことのない名前ばかりだ。東京にいながら、岡山や大阪の会社のネット通販で買うとは不思議なもの。やはり「どけち」は関西ということなのか。

「どけち」は、関西では必ずしも蔑称ではなく、親しみを込めた尊称として使われることもある。それは、意味のない無駄な金は一円たりとも使わないという合理性への評価という意味合いかも。

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