讃岐うどんvs博多ラーメン
2002/10/24

パスタから素麺まで、麺食い男の私は、東京でも昼と言わず夜と言わず、よく食べる。

昼休み、会社の近くでよく行くのは、築地市場の前、晴海通りに面した「ふくちゃんラーメン」。0と5のつく日はゆで卵無料、食べ放題。しかも、店長からの会員向お知らせメールを「見た」といえば100円引き。だから、私は、5日に一度はラーメン。店員もてきぱき元気で、気持ちがいい。

注文は、シンプルかつベーシックな「博多ラーメン」。ゆで卵を2個食べ終えた頃に出てくるラーメンは結構濃厚な豚骨スープ、チャーシューが一枚だけ載っている。そこで、テーブル上のメンマ、ショウガ、ワカメ、高菜、ゴマなどを好きなだけ入れる。これが福岡スタイルとか。

さて、麺が少なくなったところで、店の人に「替え玉!」と注文。そうすると、ゆでたてのラーメン玉を小さな鍋で持っ来て、スープの中にポチャンと入れてくれる。また、薬味を入れると、ラーメンが見事に復活。

ゆで卵カッターを持ち込んで、3個目を輪切りにして載っけたら、見た目にもきれいだと思うが、まだそれは実行していない。今度店長に卵カッターを置くように提案しようかな。100円引で替え玉込みの540円也。ああ、満腹。

築地4丁目交差点角のビルの2階にあるのは、「ザ・うどんや大将」という店。こちらは高松方式セルフサービスの讃岐うどん。うどんは、大390円、中290円、小190円で、注文すると汁とうどんが入った鉢が渡される。色々な天ぷら、油揚げ、とろろ昆布、薬味その他が並んでいる棚から好みのトッピングでお勘定。

大阪人にとって、東京で関西風と称するうどんは、汁の色は薄くてもしょっぱいのが抵抗のあるところなのだが、ここのはおつゆも飲める。麺が少し粉っぽいような感じだが、まずは及第点かな。

東京では珍しいこともありお客が並んでいるが、残念なのはサービスが今ひとつということ。天ぷらの値段はほぼ100円均一というのも高い。前は「大」だと鉢も大きかったのに、最近は小さいものに変えたし、追加のネギも自由に入れられたのが、値段を付けてパック売り。心なしか天ぷらのサイズも…。店長以下、店員の質も?食べ物屋として、志が高いとは言えないなあ。

高松出身の人に聞くと、現地のシステムは次のようなものとか。①うどんを自分で笊に入れてお湯に通す、②鉢に移し、つゆを専用蛇口から自分で注ぐ、③天ぷら等を好みでとって、お会計。何と、高松には店の裏庭に生えているネギを抜いてきて、自分で刻む店まであるそうな。ははは。

大阪のうどんは、そんなにコシがなく柔らかめだが、讃岐うどんはつるつるしていて、固すぎるぐらいコシが強い。
 私は高松でうどんを食べたことはないが、彼の地では喫茶店でもうどんを出すんだとか。

このラーメン・うどん対決、サービス・値段から言えば博多ラーメンの圧勝だが、「小池さん」じゃあるまいし、毎日ラーメンと言うわけにもいかず、やはり関西のうどんが食べたいと、不本意ながら足が向いてしまう。別のうどん屋ができないかなあ。

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