これはお買い得 ~ ATOK16ドクターマウス辞書セット
2003/3/7

どうも私はハードよりもソフトに価値を見いだす人間のようで、パソコンは中古漁りをするくせに、ソフトのヴァージョンアップとなると…
 MS-DOS時代の一太郎Ver3から始まって、私は15年来の一太郎ユーザー。Windows3.1のグラフィックユーザーインターフェイス時代には一太郎Ver6、そのマイナーチェンジどころか日本語ワードプロセッサとして一応の完成を見たと私は評価するVer6.3、Windows95時代になってVer7、Ver8、Ver9と立て続けに。

さすがに、もはや新機能も出尽くし感があり、Ver9のまま使い続けた。このころはジャストシステムもマイクロソフトのバンドル商法にやられて、機能的にもかなり停滞感があった。
 しばらく振りにヴァージョンアップしたのが一太郎11、これに付随する日本語入力システムはATOK14、その洗練ぶりに舌を巻いたものだ。何と言っても日本語入力が「売り」なので、そこに集中してきたと感じた。タッチミスがない限り、漢字誤変換が皆無に近くなった。
 それでも次のヴァージョン一太郎12を購入したのは、同梱ATOK15で「話し言葉関西モード」が搭載されたから。これで私のネイティブランゲージも余計な変換を回避できるようになったわけだ。

そして、先ごろ発売された一太郎13、今回は見送りと思ったものの、やっぱり買ってしまった。
 今回購入したのは、一太郎13ATOK16の標準パッケージではなく、2月末発売の単体ATOK16にドクターマウス辞書セットが同梱されたパッケージ、定価は11,000円(岡山の「さんてく堂」の通販で21%OFF)。

ATOK16自体は、「話し言葉北海道・東北モード」「話し言葉九州モード」「文語モード」が追加され多彩になると同時に、確定済の漢字の前後関係からの再変換ガイドなどという肌理細かな対応が見られる。

このドクターマウス辞書セットがお買い得なのは、日本語入力ソフトとしてマイクロソフトIMEを遙かに凌ぐATOK16に、三つの辞書(研究社英和中辞典、和英中辞典、岩波国語辞典第六版)がセットされていて、ドクターマウスというソフトを常駐させると、画面上にマウスポインタを当てるだけで説明がポップアップすること。一太郎文書に限らず、Word文書でも、Excelシートでも、WebのテキストでもOK。表示が速いので全くストレスを感じない。これはすっごくいい。

これまでも私のパソコンにはOffice2000に同梱されているBookshelf Basic 2.0をインストールして辞書代わりに使っていたが、使い勝手はその比ではない。せん。Bookshelf Basicは、小学館国語大辞典、プログレッシブ英和・和英辞典なので、これからは複数の辞書を使って調べることもできるという寸法。あと、三省堂新明解国語辞典があれば楽しいんだけどなあ(と、辞書マニアの私)。

子供にも使わせると、結構英語の勉強にはなりそうだ。そう言えば、近くの図書館の自習室に行くと、最近は紙の辞書よりも電子辞書(パソコンじゃなく小型のもの、PDAかな)を使っている学生のほうが多いなあ。

ジャンルのトップメニューに戻る。
inserted by FC2 system