️さよなら幡ヶ谷
2003/4/4

2年3か月暮らした幡ヶ谷を去ることになった。ここでの生活のスタートは雪で始まった。そして、今、玉川上水緑道の桜が満開だ。

幡ヶ谷の単身社宅はプレハブの安普請で、超早起きの隣人のラジオに悩まされたものの、まずまず快適な生活だった。一応1LDKなのだが、物はほとんどLDKのほうにあり、ほとんどそちらしか使わなかった(あまり動かなくても済むし)。

スーパーや飲食店も深夜まで営業しているし、コンビニも全系列が揃っている。美味しいお店もいっぱいある。渋谷区ということで、通勤の電車が混むのかなと最初思ったが、全く逆、都心に近く住むことが、これほど利便性が高いものとは。

何と言っても、私にとって最高のロケーション、新国立劇場、オペラシティコンサートホール、NHKホール、オーチャードホール、これらに歩いてでも行ける場所だったのだ。そのせいもあるが、年間の劇場通いが自分でも呆れるほどの数に。転勤が決まってから、大量に持っていた前売りチケットの処分を始めたところ、最低価格のものがほとんどなので、売れ行きは極めて好調だ。

山登りにも便利だった。電車で小田急代々木上原や京王笹塚から急行に乗れば、西の方の山は近かったし、車なら目と鼻の先が首都高速・中央自動車道なので機動性も抜群、1年目は随分レンタカーで遠出をしたものだ。もっとも2年目になると節約を心がけ、学生自体の仲間何人かと車とか、電車でということが多くなった。しかし、東京にいる間に行きたかった山が随分残っている。

来週からは奈良の自宅、大阪勤務。嬉しさと淋しさが交々かな。愛する家族の許に戻る嬉しさと、気ままな一人の時間が減る淋しさと…

これをもって、「幡ヶ谷短信」は終了。ご覧いただき、ありがとうございました。
 とか何とか言いながら、奈良版を開始するつもり。ホームページのタイトルは変えず、「幡ヶ谷短信」改め「○○○○○」というふうにしようと考え中。引き続き、どうぞご贔屓に。

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