おっと、びっくり ~ 喫煙コーナーと女性専用車両
2003/5/9

5月から東京近辺の私鉄駅では、構内の全面禁煙が実施されているらしい。友だちのメールでそんなことが書かれていた。これは、施行された健康増進法に伴う受動喫煙回避策のよう。しかし、大阪では、JRも私鉄も、ちゃんと喫煙コーナーが残っている。けっこうヘビースモーカー、そして家ではホタル族の私にはありがたい。

それよりも、私が気になるのは、女性専用車両。これは首都圏で京王電鉄が深夜の列車で最初に導入したと思う。大阪でも、私が利用する近鉄、JRとも、ラッシュ時間帯に設置されている。
 問題なのはその位置、近鉄の快速急行は最後尾車両だが、JR環状線は中央の車両。これは迷惑この上ない。列車が到着したときに急いで乗り込もうとした車両が女性専用で、バツの悪い思いをすることも。

会社を出るのが遅くなった今週のある日、入社3年目の若手職員と帰りが一緒になった。やってきたJR環状線に乗り込んで、次の駅に着くころ、なにやら彼の様子がおかしい。
「次の駅で移りましょう」
「…? あっ、そうか、でも、ど真ん中に専用車両なんて困るよなあ!」
 そう、それが女性専用車両。おばちゃんから女子高生まで、確かに女性ばっかり、あっ、でも、あそこにひとり、若い男の子が座っているぞ。次の駅で隣の車両に移ったら、後からあの男の子も。私のしゃべりが聞こえて、気がついて、あせったのかな。

女性はどちらに乗るかを選択できるのだから、何も利便性の高い車両を女性専用に指定しなくてもいいのになあ。移った車両は混んでいるのに、女性専用車両は閑散。これじゃまるで、とかく批判の多いアメリカのアファーマティブ・アクションみたいだなあ。

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