こらあ、さぼるな! ~ 神戸まで、クリムト展
2003/7/10

営業で外に出ることが多いと、ポッと隙間の時間ができる。次の約束までどう過ごすか。良くしたもので、ビジネス街の目抜き通りにあるのはスターバックス、ひとつ裏通りに入ると、ドトールという感じ。お茶を飲みながら、資料に目を通したり、いつも持ち歩いているノートパソコンで報告書を書いたり、もちろん(?)遊びのメールも打つけど。

珍しく神戸方面に出かけることになって、阪神電車で御影の先まで。お昼前に用事が済んで、会社に戻ろうと改札口を入ったら…。ほう、クリムト展ねえ。そう言えば神戸でやっているとか。駅のポスターを見たら、阪神岩屋駅が一番便利らしい。なあんだ、すぐ先ではないか。と、ホームに上がり、到着した反対方向の電車に乗っちゃった。

さすがに平日、メジャーな展覧会でも、こんなに空いている。週末はどうか知らないが、神戸まで来るのは、大阪からでも大儀、ましてや奈良からだと。
 さぼった言い訳をぐだぐだ書いても仕方ないが、ま、その分、帰りの電車で昼寝もせず、ノートパソコンにレポートを打ち込んだから、チャラということで。

展示されている作品は多くも少なくもなく、ほどほどの点数。有名な装飾的な絵柄の作品は、それほど多くはないかな。入社15年目の休暇でカミサンとウィーンに旅行したとき、あちらでも主要な作品は見たはずだけど、印象は強くない。美術史美術館のあまりの作品の多さ、ハプスブルグ時代の壮麗な建築物に気を取られ、そして何よりも、夜の国立歌劇場のオペラがメインイベントだったし。

クリムト展会場の兵庫県立美術館には、ベートーベン・フリーズという大きな壁画のレプリカが展示されており、なぜか第9交響曲の第1楽章が流れていたが、絵を見てもどこがベートーベンなのか、よく判らない。解説を読めばいいのだけど、絵を観て、なんで字を読まなきゃいけないの、という横着さ。

また、ウィーンに行きたくなったなあ。過去の栄光だけで生きているような停滞した街だけど、それも美しい停滞かも知れないし。ヨーロッパはどこでもそんな風なところがある。

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