遠距離通勤はつらいよ ~ ちょっと、東京まで
2003/7/15

東京に単身赴任していた頃よりも、新幹線に乗る機会が多くなったというのは、皮肉なこと。仕事の関係で週に一度は東京に出張、ほとんど日帰り、何だか東京まで出勤しているような気になる。週末にかかれば「ぶらあぼ」(無料のコンサート情報誌、地域別カレンダーを掲載)を眺めて、何を聴こうかという楽しみもあるのに、日帰りではそうもならじ。これは、つらいところ。

乗り物大好き人間で、なかなか居眠りできないので、片道2時間半の新幹線では愛用のノートパソコンを広げ、仕事のレポートを書いたり、ホームページのメンテナンスもやっちゃうという寸法。隣の座席が空いていればいいけど、混んでいたりすると、仕事関係はやたら符丁での入力が多くなる。

未だにWindows98SEを使っている私としては、古いパソコンのバッテリーが片道分しか保たないのが悩みの種。そこで色々と考えた。

その1、省電力に徹する。ディスプレイの輝度はできるだけ落とし、メールの送受信時以外はモデムを切る(PHSのb-mobileは走行中の新幹線でもデータ通信できる)。さらに、ディスクへのアクセスは極力控える。

その2、東京で充電する。八重洲口に近いビルにともだちが勤務、行き帰りにちょっとお邪魔して、「電気、ちょうだい!」 お昼を食べている間にそこそこ充電できる。

その3、電源付き座席に座る。山陽新幹線ひかりレールスターはOA機器用電源付きの座席があり、切符を買うときに指定でる。東海道新幹線の場合だと、700系車両の新しいタイプ(「のぞみ」ではなく「ひかり」)には、車両両端の各座席に100V1.5Aの電源が用意されている。問題は、電源の有無が時刻表では判別できないし、窓口で聞いても駅員さんも知らないということ。したがって、みどりの窓口では、東京発700系車両の「ひかり」の、「いちばん、いい席(1E)」か、「いちばん、ええ席(1A)」を指名買いすることにしている。

パソコンもさることながら、もっと大事なのは食事、お弁当を車内で食べることも多いし。
 帰りの新幹線、私は、東京駅"大丸"以外でお弁当を買うことはない。駅構内の売店なんて、高い・古い・不味いと三拍子そろっているから。大丸のデパ地下、ここは、金曜の夕方など、単身のおとうちゃんたちで、ごった返す。
 東京都区内発の切符で別の駅から入場していても、東京駅の有人の改札口で切符を見せるだけで、大丸に買い物に出ることが可能。本来はダメなのだが、駅ビルに大丸が入居していることにより、暗黙の了解があるのだと思う。だから、新幹線をよく利用する食い物にうるさい客にとって、東京駅の途中下車は、ほとんど常識かも知れない。

ジャンルのトップメニューに戻る。
inserted by FC2 system