初詣は、ご近所に ~ 宝山寺(生駒聖天)
2004/1/1

大晦日の午後から泊まりに来る父親、今回、うちに着くなり、
「テレビ、何時からやったかなあ、曙と何とかいう外人の試合…」
「そりゃ、ボブ・サップやろが、あんなん、ただのショーやで。勝負にならんわ」

恒例、紅白歌合戦から途中でスイッチ、9時からテレビにかじりついていた父親、「なかなか、やらんのう」と、11時には寝床に。結局、待って待って、その試合は見ずじまい。しかしまあ、裏番組に格闘技が三局とはねえ。他にやることないのかしらん。

明けて元旦。雨模様の大晦日とは、うって変わった穏やかな日和、初詣の行き先は奈良に移ってから毎年のように変遷、メジャーなところでは車で30分の春日大社、マイナーなところでは徒歩15分の添御県坐(そうのみあがたいます)神社、そして2004年は、ややメジャーな宝山寺(生駒聖天)となる。

近鉄生駒駅からケーブルカーで生駒山の中腹まで、そこが乗換駅の宝山寺。ここから徒歩。山寺なので境内は狭く、参道の石段では初詣客の入場規制中。休み休みじゃ、おせち料理の腹ごなしにはなっても、この程度の山登りじゃ運動にもならないなあ。

でも、きょう発見したのは、竜田川添いから生駒山を見たとき、中腹にポコッと突き出た突起、それが般若窟という宝山寺の裏手にある崖だということ。大峰山脈に多く見られる窟(いわや)と同じく、オーバーハングで、岩小屋のなかには仏像が置かれているようす。ただし、危険につき岩場は立入禁止とは残念。

大昔、おじいちゃんに連れられて来たことがあると思うけど、記憶が定かではない。本尊は不動明王坐像とのことだが、本堂辺りは大混雑で人混みを避けて通過、御利益もあったものではない。

本堂から少し登ったところにあった文殊堂、これは、お参りせねばならぬ。なにしろ年が明けて長男はセンター試験秒読み段階、ま、それはあまり関係ないとしても、2月の本番試験も近い。ということで、500円の絵馬を買い、親が勝手に合格祈願を書いてくる。
 遠い昔のことだけど、自分もそんなことをした覚えはないし。神頼みなんてしなかったなあ。いたって暢気なように見えるけど、それなりに勉強はしているようだ。
 そう言えば、年末にずっとやっていた何度目かの再放送になる「映像の世紀」を、長男はずっと見ていたようだ。ボブ・サップを見るよりは、世界史の勉強にはなるかな。えっ、私、その時間には、ぐっすり。

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