️あっ、思い出した! ~ アメックスおもちゃ取り放題
2004/4/30

月末になるとカードの請求書が何通か郵送されてくる。最近はWebでお知らせというカードもあるが、アメックスは相変わらず郵便だ。しかし、日本の会員宛なのに発信地がオーストラリア、これもコストダウンの方策だろう(国際郵便料金の安い国がたくさんある)。昔、顧客宛の大量の郵便物を海外から国内に向けて発信したら、億単位の経費節減が出来ると会社で提案したことがあったが、ついに日の目を見なかった。これは違法ではないにせよ、当局に睨まれたら困るという規制業種の悲しさか。そのうちに、インターネットが当たり前になり、郵便自体にも宅配業者が参入するようになったのは周知のとおり。

4月のアメックスの請求書に同封されていたチラシ、「おお、またこれをやるのか!」

「おもちゃ取り放題」という会員向イベント、といっても貯まったポイントと交換で、抽選になる。東京、大阪の高島屋おもちゃ売り場で開催。そう、高島屋おもちゃ売場と言えば、あの三年前のベイブレの狂騒が甦る。

このアメックスの特典は以前にも企画されたことがある。何年前かな、そのときは、「キディランドおもちゃ10万円取り放題」。抽選で各店3組限定、東京・大阪ほかで実施。プッシュホンで申込エントリーしたら、なんと、見事に当選!

平日の開店前に、3組の親子だけが広い店内でヨーイドンの3分勝負。カミサンとこどもは、両手に巨大な買い物袋を持って地下鉄で凱旋、他の乗客から好奇の目を向けられたとか。お店にすれば、払いはアメックスがする訳だから、客が選んだ嵩ばるおもちゃを運ぶのを手伝ってくれたり、とても協力的だった由。

以来、我が家のリビングには、カミサンが獲得した5万円のテディベアが時折お出ましになる。そして、長男の部屋には色々な野生動物のフィギュアが。もっとも、次男のアニメキャラクターのロボットたちは、既に粗大ゴミとなって消えてしまった。

その赫々たる戦果を目にした私、その直後にDMに入っていた、HMVでの「90秒CD10万円取り放題」に勇んでエントリー。大阪心斎橋OPAの店で下見を重ねること数度、目当てのCDの陳列位置の確認と、棚を回るコースまで検討して当選通知を待ったが…、見事にハズレ。

世間では景気回復と言われ出したが、ここ数年、ご多分に漏れず、給料・ボーナスは下がりっぱなし。三年前に単身赴任になったころ、これじゃいかんと、家計のリストラに着手。まず、カード年会費を槍玉に、電話しましたアメックス。おもちゃ10万円分ゲットという僥倖はあったものの、分不相応にゴールドカードなもので、年会費はバカにならない。

年会費期間満了のかなり前だったので、「該当月までそのまま使っていただいて、その月になって改めてお電話を」との応対。これで解約するのを忘れてしまう客も多いのだろうが、私はきっちり再度電話した。そうすると、驚くべき返事…。えっ、カード年会費がネゴシアブルとは!

1984年からの会員であること、海外勤務や出張もあったので国外での利用も多かったこと、毎月の利用実績もまあまあで決済トラブルも皆無、それなら会員脱退を慰留した方がプラスという判断なのでしょう。たぶん電話の向こうのオペレーターの前には詳細な与信情報が表示されたディスプレイがあるのだろう。ローマの地下鉄スリにやられたときトラベラーズチェックを即時再発行してもらって助かったこともあるし、これまでアメックスにはお世話になっているが、それにしても、外資系企業はドライというか合理的というか(「言わなきゃ損」ということは、海外ではよく経験することだけど…)。

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