️雨あがりの花見 ~ 紅の大和葛城山
2004/5/9

「さあ、今から花見に行こう!」と、言い出したのはお昼前。昨夜からの雨がまだ降り続いている。大和葛城山のツツジが満開、昨日の土曜日は大変な人出で、ロープウェイは2時間待ち、なんて記事が新聞に出ていた。

「これは絶好のお花見日和、昼からはきっと雨もあがる」と、私のご託宣。もっとも、気象予報士のなりそこない(1科目が不合格で挫折)だから、あてにはならない。

車も少なく、家から1時間あまりで葛城山ロープウエイの駅に到着、駐車場も半分ぐらいは空いている。ロープウェイも待ち時間ゼロ。昨日はさぞ大混雑だったろう。ほら、雨もあがってきて、先日駆け巡った大和三山もきれいに見えるぞ。

この山には、ずっと昔に登ったことがある。ロープウェイは既に出来ていたが、当然のことながら歩き。あれは、秋のススキのころだったかなあ。ツツジの季節は初めて。でも、ロープウェイを降りても、ツツジは見当たらない。ダラダラと15分ほど登っていくと、もう葛城山頂、959m。丸坊主のてっぺんなので眺めはいい。大阪平野と奈良盆地を振り分けに見る。ここまで来ても、人は少ない。午前中は雨が残っていたし、こんな日に山登りを強行という酔狂な人も珍しいのだろう。

山頂から南に、水越峠、金剛山方面に向かうと、あった、ツツジの群落。自然のものか、人工のものか知らないが、この斜面だけ鮮やかな紅。近くで見ると、ピンクっぽいのや紫がかったものもあり、色は一様でもない。ほんと、きれいなものだ。

山頂は風も通って肌寒いくらいなのに、ツツジ群落のあたりは少し蒸し暑い。ロープウエイへの戻りは谷筋を経由する自然研究路を廻る。これはブナの森の中、山道の様相。途中、櫛羅(くじら)の滝を経由して麓に下る道に合流、そこからひと登りで山上駅。山上の周遊コース、約1時間というところ。

「歩きじゃなくてロープウェイだから」と言って、カミサンを連れ出したので、これだけじゃ済まない。何と言っても、今日は母の日。最近開通した南阪奈道を走って大阪に向かう。この道は21世紀の竹内街道とか呼ばれているもの。橿原、大和高田あたりの奈良盆地の南部と、大阪の羽曳野を一直線に結ぶ高速道路だ。そして、その先、阪和道に入って、関西国際空港の手前、りんくうタウンに。ここには大きなアウトレットモールが…

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