️一番乗りの「柳生花しょうぶ園」
2004/5/29

奈良から東へ、たおやかな山並みを縫って国道369号線が柳生方面に伸びている。私の住むところからは、ならやま大通りという東西方向の道の続き、奈良市の中心街を経由せずにすむので渋滞はあない。1時間ほどで山あいの柳生の里に到着する。

ここの花しょうぶ園を訪れるのは二度目、前回は父親を連れて、そして、今回は義父母を連れて。自分が歳を喰えば、親も同じこと。しかし、同じように花は今年も咲く。

いやいや、まだ咲いていない、本日オープンだから、ちらほら程度。あと2週間もすれば、たくさんの種類の花しょうぶが、まさに百花繚乱のさまになる。本当は6月1日オープン、その前の週末に繰り上げ、本日からとなったようだ。梅雨入りしてからだと、足許も悪くなるし、ま、いいか。

花はちらほら程度とは、予想のとおり。いつもは、すぐに売り切れになってしまうらしい、駐車場近くの草もちの店の客もまばら。そのせいか、お店のご夫婦はやたら愛想がいい。色々と説明しながら、一人二個ずつぐらい試食させてくれる。草もちに小豆と黄粉、素朴な味だ。ダンナのほうは食べ物屋の主人然としているが、奥方のほうは不思議な雰囲気、女優、歌手ということらしく、店のカウンターにはさりげなくCDが置かれている。こちらも訊かないし、先方もそれについては何も言わないが…。シーズン中は、美人お女将さんのせいもあって、お店大繁盛なのだろう。

本日から開園と知っている人は少ないから、園内が閑散としているのは当然かも。天気も今ひとつすっきりとはしない。でも、空いているのはいいこと。人混みの中で花を愛でるのは、艶消しも甚だしいことだから。

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