️ケチケチ生活術 ~ いつまで使おう?Windows 98SE
2004/7/3

「出来の悪い子ほど可愛い」と言うが、これもそういうことなのか。

欠陥だらけのWindowsと付き合って、だいぶになる。Windows 3.1、Windows 95、Windows 98、Windows 98SE(Second Edition)と来て、そこでストップ。しかも、Windows 98SEを搭載しているノートパソコンは中古のPanasonic Let's noteなのだから、もう何年もハードウェア、ソフトウェアのグレードアップをしていない。会社のパソコンはWindows XPだから、私は二世代前のものを使っていることになる。

そろそろ年代物になってきたかなと思わないでもないWindows 98SEだが、Windows Updateで配信される不具合修正や、ネットで紹介されるチューンアップを施していくうちに、だんだん安定してきたのだから不思議。

こうなると、さして有用な新しい機能もないのに高いお金を払って最新ヴァージョンに飛びつく理由はなくなる。私と同じような人は、世の中にたくさんいるようで、かの極悪(?)マイクロソフト社も、いったん打ち切りをアナウンスしたWindows 98SEのサポート期間を、ユーザーからの囂々たる非難の結果、2006年まで延長したようだ。

以前なら最新ヴァージョンの解説書ばかりだったパソコンのマニュアル本にも異変の兆しが…。どこまでがタイトルなのか、さっぱり判らないが、「TJMOOK最終究極版!買ったときのように蘇る!Windows 98/Meが安定する!98/Meを使い続ける必テク満載!」(宝島社)という本を買った。

この本に書かれているテクニックを使ったチューニングの大半は既に実施済だが、目新しいのもあり、ぼちぼちやってみようと思っている。全部頭に入っているわけではないので、設定方法などを忘れたときに側にあると重宝だ。

ノートパソコンのメモリーは積み増ししているし、本体をバラして内蔵ハードディスクを大容量のものに取り替えたし、家ではブロードバンド接続、外ではPHSでモバイル接続、メールやホームページの閲覧など、何ら支障がないことがヴァージョンアップから私を遠ざける。それよりも、今のツールを工夫してとことん使い込む方がずっと面白い。こんなユーザーが増えてくると、IT景気にも早晩陰りが見えるかも…

2年前に開設したホームページ、これもお金をかけなかった。投資は川名和子「はじめて作るホームページHTML編」(技術評論社)の1780円のみ。ホームページビルダーなどソフトを買わずに、愛用の一太郎12で済ましている。この本の付録に付いていたPaint Shop Pro 6機能限定版で、写真などの画像編集は片が付く。

ホームページを記述するのはHTMLという面倒な言語を使うのだが、通常のワープロソフトで保存時のオプション指定をするとHTMLに焼き直してくれるので、手間はかからない。もっともパーフェクトな変換が行われるわけじゃないので、ホームページの見え方の変なところを微調整するのに、直接HTMLを触ることになる。私にとっては、その兼ね合いを理解するのに適当な入門書でした。あと必要だとすれば、HTMLの言語リファレンスですが、そんなものは必要なときにはネット上でいくらでも参照できるし…。かくして、マニュアル本も売れなくなる(かな)。

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