雪の大晦日 ~ いろいろあった一年
2004/12/31

会社でも大掃除、お休みに入ったら家でも大掃除、慣れないことをすると、さすがに腰の張りが気になる私。昨夜は近くのスーパー銭湯で体をほぐしたのはいいが、一夜明ければ雪ではないか。雪だるま、雪合戦、果ては駐車場の雪かき、その雪でソリ滑りのスロープづくり、スコップ振り回し、またぞろ腰を使うことばかりで。

昨日、あの日と同じく、朝のヘリコプターの音で事態の変化を知った。上空からのロータリー音を聞いて、これはきっとと思い、テレビのスイッチを入れたら奈良県警が36歳男を事情聴取との速報。昼過ぎに車で奈良西署の前を通ったら、犯人護送を待つ報道陣や野次馬で黒山の人だかりだった。

年内逮捕は警察も意識していたのだと思う。誘拐事件の場合は報道協定が結ばれるのが常だが、今回の場合、犯人逮捕に向けての報道協定が結ばれていたのではないかと想像する。記事ネタはそれなりに毎日提供するから、核心の情報だけはXデーまで伏せておくというような。犯人のプロフィールなど、その後の報道があまりに迅速周到なので、そんな気がする。

しばらく前、12月9日発売の週刊新潮が「30代フリーターを警察は24時間マークしている」と伝えたが、結果から見ればその線だし、事件から一か月以上経っても「警察は何をしている」といった批判記事を目にしなかったから、年末逮捕は当局にとっても取材側にとっても既定の路線だったのだろう。

ともあれ、PTAの一員として車に大きな防犯ステッカーを貼らなくてもよくなるだろうし、登下校の引率当番もなくなるかな。さっそく、新年4日には事件解決を受け小学校の保護者会が開かれるとの連絡があった。

これでしばらく性犯罪者の前歴公表の是非に関する議論が喧しくなるだろう。量刑や処遇に関し、日本は犯罪者にやさしい(やさしすぎる?)国であるのは間違いない。

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