遅ればせながら、iPod(^^)
2005/1/17
 
 3年前、夏休みのホームステイで家に居候したアメリカ人高校生が持っていた白いラジオのようなもの、それがiPod初見参でした。「ふーん、おもしろいものがあるんだ!」
 
 当時、東京に単身赴任中で、ナマの音楽がいつでも聴ける環境でしたから、留守宅にCDは山ほどあっても、ほとんど聴くこともない状況。ポータブルのCDプレイヤーも埃をかぶって、もう、録音とは縁遠くなったと思っていましたが…
 去年、長男の入学祝に買ってやったのがiPod。親父の分も一緒に買って、「2台買うからマケて!」と言いたいところが、私のマシンはWindows98SE、iPod非対応(T.T)
 
 そして…
 新しい(?)中古パソコンを買ったのを機に、ついにiPod導入。めでたく対応機種、Windows2000ですから(^^)。購入したのは、iPod mini、色はゴールド。買うんだったらこの色と決めていましたので。
 折しもiPod shuffle発売のタイミングですが、あちらはオペラ何本も入れるには容量不足だし、ディスプレイがないのは致命的。USBポート直結というところと、あのサイズは魅力的なんですが…
 
 音楽データ管理ソフトのiTunesは、パソコンを買い換えたときにダウンロードしていましたが、iPodを買って、ようやく使い方が呑み込めました。良くできたソフトだと思いますが、やはり、クラシック、ましてやオペラを想定して作られていないので、今ひとつのところもあります。つまり…
 
 (1)切れ目なしのトラックのものを、iTunesで読み込む際には、予めCDトラックを統合しておく必要があります。そうしないと、各トラックの間にわずかの隙間が空き、ノイズが入ります。逆に結合するとWEB上のDBから取得したトラック名(曲名)の表示ができなくなり、ちょっと残念。
 
 (2)オペラを収録する場合、アルバムという概念はなじみません。私はプレイリスト一本で管理することにしました。ライブラリが全体のDB、アルムがクラスター、プレイリストがインデックスによる仮想DBと考えると判りやすいですね。これを利用すれば、「ドン・カルロ」や「蝶々夫人」の異版を別々のプレイリストにして聴き比べが楽々です。CDに補遺として収録されていても、それを再構成しCDプレイヤーで通しで聴くことは現実的には困難でしたから。
 
 (3)再生中のiPod側の表示がアーティスト名・曲名となるので、オペラの場合、アーティスト名に何を入力しておくかが問題です。ネットで取得するCDトラック情報にも相当の混乱があるようです。
 
 とまあ、iPod初心者なもので、クラシック(特にオペラ)ファンのiPod活用法については、まだまだ研究の余地がありそうです。
 
 初心者ながら、使ってみてすぐにわかる、iPod miniのメリットはたくさんあります。携帯電話よりも小さいので、ワイシャツのポケットにも違和感なし。と言うことは、いつでも、どこでも、手間なく音楽がスタート。これは大きいです。4GBという、iPod miniのディスク容量はちょっと気になりましたが、オペラの20〜30本は入りそう。パソコンのハードディスクからの転送スピードが速いので、月に一度ぐらいパソコンのハードディスクから入れ替えすればいい訳ですから。
 
 でも、ウォークマンを作ったSONYが、どうしてiPodを作ることができなかったんだろう。メディア先にありき、そのプレイヤーという発想、そこからだと絶対に生まれなかった商品なんでしょうね。
 
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