ヘンな買い物 ~ 締めて1000円
2005/7/21

末等300円以外は当たったことなどないのに、いつもつい買ってしまうジャンボ宝くじ、またサマージャンボの売り出しの季節となった。昼間、外に出ていると、ついスタンドが目に入って買ってしまう。以前は続き10枚袋入りを買っていたが、3000円はもったいない。それで、最近は3枚、千円札で百円玉のお釣り。

「ジャンボ、3枚ちょうだい」
 「バラですか、続きですか?」
 「へへっ、続き!一等と前後賞の3枚ねっ」
 「…、はいはい、大当たり3枚!」
 「ども、ども。ありがとさん」
 「どうぞ、当たりますように」

売り場ではこんな調子。さすがの大阪でも、こんな買い方をするのは少数派のようで、会社で話しても、家でカミサンに言っても、「よーやるわ」と呆れられてしまう。そうなのかなあ。

まあ、しかし、売り場のおばちゃんも当意即妙に合わせてくれるのが大阪、東京じゃ、こいつヘンなオヤジという目で見られるのがオチ。このあたりは文化の成熟度の差だろう…ほんまかいな。

淀屋橋で宝くじを買って、中之島を通って堂島へ。四ツ橋筋の西側、紀陽銀行が入っているビルの前に新聞の自販機がある。先のお釣りの百円玉を投入すると、出てくるのは「中日スポーツ」。そう、このビルの2階には中日新聞が入居している。6年前、星野監督のときのセリーグ優勝決定の翌日には、自販機に新聞がセットされるのを待ちきれず、2階の廊下に並んだものだ。そんなファンが大阪にも大勢いた。

今シーズン、セパ交流戦で躓き、ストレスの多い展開だったが、ここに来てオールスターゲーム前の7連勝、ようやく投打の歯車が噛み合って、チームは本調子。8月の終わりには首位に立っているとの私の見方。

会社に戻って、「おーい、Y君。お土産、おみやげ、ええもんやでえ」と、読み終えた「中日スポーツ」を進呈。「えっ、こっ、こ、これは…!」と絶句。「これ、大阪で売ってるんですか!!」

知る人ぞ知る堂島のスポット、ここに行けば確実に入手出来るのだが、大阪のドラゴンズファンでも知らない人がほとんどだろう。近鉄上本町駅構内のスタンドや、梅田地下街のスタンドでも、以前は置いていたが、今はどうなんだろうか。

ともあれ紙面充実、何しろ一面ぶち抜きの写真記事に始まり、二面、三面までドラゴンズの記事で埋め尽くされているのだから、読みごたえがあること。タイガースで売っているはずの大阪のスポーツ各紙の書きぶりを遙かに凌駕している。オマケに100円という値段、いいことずくめ。

この「中日スポーツ」をY君は家に持ち帰ったらしく、何故かトラキチの彼の奥さんからして、この紙面には「すごいっ」と、唖然だったそうな。
 ははは、締めて1000円の買い物、なかなか楽しめた。

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