GWハイキング ~ 二上山
2007/4/30

ゴールデンウィークも仕事やら雑用やらで、一日空いているのはこの日ぐらい。幸いにして天候にも恵まれて近くの山登り。車で1時間、二上山の麓まで。山麓を通る165号線大和高田バイパス沿いにある道の駅「ふたかみパーク當麻」に車を置く。普段には見られない駐車場の空き待ち、きっとハイキングで停めている人が多いのだろう。私も3時間ほど駐車の予定なので、売店で買い物をして許してもらうことにする。

ここからは、少し歩けば登山道、電車でなら近鉄南大阪線の二上神社口駅になるが、車で行く場合はこの道の駅が出発点には好適。葛木二上神社からすぐに山道、良く整備された歩きやすい道をどんどん登る。いつもよりずっと軽装なので、快調なスピード、30分足らず二上山駅からの登山道と合流。

二上山は低い山だが、車道が奥まで入っておらず、歩き始めから山道なのがいい。夏日になりそうな天気だが、樹林の中で暑さはさほど感じない。連休中ということで、老夫婦や中年グループの登山者の姿が多い。さっさと歩けば雄岳(517m)の頂上、麓から1時間程度。ここには大津皇子の墓がある。柵の向こうの看板には宮内庁の文字が。はて、大津皇子という人は謀反のかどで自害させられたのではなかったか。とは言え皇族なので、こういう形になるのか。

この山頂は麓の葛木二上神社の境内になっているようで私有地、美化保存協力金なる名目で200円が徴収される。手軽なハイキングの対象になって人が大勢来るから仕方ないような気もするが、神殿や墓所の中に入れるわけではないので、拝観料、参拝料、初穂料でなくて美化保存協力金ということなのか。ともあれ、百円玉を2枚。

二上山だから、二つのピーク、もう一つの雌岳は少し低い474m、遠くに大和葛城山、金剛山を見ながら、雄岳から鞍部を辿り登り直せばすぐ。こちらの山頂は神社でも墓所でもなく公園のよう。雄岳よりも展望は開けていて、大阪側のブドウ畑のビニールが光っている。山頂広場には大きな日時計がある。ここには子供のころに登ったはずだけど、記憶の中とはずいぶん様子が変わっているのだろう。蘇ってくるものが全くない。

下りの道は南の岩屋峠を経て出発点の道の駅に戻る。集落のはずれに傘堂という奇妙な建造物がある。そうか、ここは以前、當麻寺あたりのハイキングで来たことがある場所、集落のなかには造り酒屋が点在しており、試飲も出来そうで心惹かれるものがあったが、帰りも車、ここは我慢。

全行程3時間足らず。近場の行楽なので、交通渋滞も関係ない。しかも無料の高速道路まで出来ているではないか。これは京都から奈良、和歌山を結ぶ京奈和道路の一部、将来は繋がるはずだが、一足先に工事が完成した郡山から橿原までの区間の供用が始まっている。国道24号線が日常的に渋滞するだけに、これはありがたいこと。これまでは24号線を避けて対向もままならないような裏道を走ることが常だっただけに。

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