夏はこれ ~ 名古屋港水族館
2011/7/30

夏は水族館がいい。旭川あたりまで行けば違うかも知れないが、動物園だと暑すぎる。イルカを観たいというカミサン、私は運転手で名古屋まで走る。残念ながらナゴヤドームでドラゴンズの試合はない。名古屋港水族館はリニア鉄道館にも近いが、あっちは行ったばかりだし、ここはお付き合いだ。

てっちゃん博物館の2倍の入園料、餌代もかかる生き物のことだから仕方ないか。列車は走らせるわけじゃないので、維持費は大したことはない。

シログジラというかベルーダというクジラの仲間、これは珍しい。トレーナーのおねえさんが頭を触ると、これがブヨブヨなのだ。中には脂肪が詰まっているのだそうだ。お腹には唐草模様のような柄があるのが不思議、あれっ紋々入りのやーさんかと思うが顔は優しい。海のカナリヤという呼び名もあるぐらいなので、鳴き声も優しい。

そして、お決まりのイルカのショー、入館してすぐに回ったらショーの途中、館内を一周して2時間後に再び。今度は最初から。これは大したものだ。イルカが飛んだり跳ねたりはどこでもあるが、ここではインストラクターとのコラボだ。インストラクターの足の裏を押して水面からジャンプさせるなど序の口、背中に乗せて、挙げ句の果ては水上スキーならぬイルカスキーだ。動物愛護団体の原理主義者なら目を三角にしてしまいそう。まあ、その分たっぷり餌の魚にありついてはいる。

それにしてもどうやって訓練するんだろう。知能の優れた哺乳動物とはいえ、演技のパターンも多いしどれも高度だ。夏休み、オヤジが家族連れに混じって大喜びという図である。

この水族館、手に蛍光スタンプを押しておけば、出入り自由というのは良心的だ。ちょいと外出して隣の建物のフードコートで名古屋B級グルメで腹ごしらえができる。昔の南極観測船「ふじ」も向かいに係留されている。

南極観測船「ふじ」の側には犬二頭の像がある。タロとジロということらしい。南極に置き去りにされながら生き延び、一年後に再会を果たしたという北極犬だ。カミサンは子どものときに映画を観たことがあるらしい。犬が主人公だと「ワン」とか「キャン」とかしか言わないだろうなあ。その時の隊員役が高倉健だと言うから台詞の少ない映画だったんだろうなあ。その頃の観測船は「宗谷」ではなかったかな。

戌年生まれ、犬好きのカミサンは帰りに横の遊園地のふれあいわんこハウスに入る。入場300円。なかなか出てこないと思ったら、大型犬が膝の上で寝てしまったので身動きとれなかったとのこと。「部長」という名のバセットハウンドだそうな。と、最後はわんこで締めくくり、野球もテツもない名古屋の一日。

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