嵐電に乗って御室桜
2012/4/18

再就職の関係で京都に出向く機会が増えた。この日も面接があり、京都からJR嵯峨野線で一駅、丹波口まで。早く終わったのでちょっと散歩でもするかと。前回は京都水族館が出来て賑う梅小路公園を抜け京都駅まで歩いたから、今回は北に向かう。京福電鉄嵐山線、通称嵐電に乗って仁和寺あたりに行ってみよう。ここは車で前を通ったことがあるだけだし、何より嵐電には未乗車だ。

西院から嵐山行きに乗車、帷子ノ辻で北野白梅町行きに乗り換え御室仁和寺まで。全線200円。当然運転席の後に立ち、路面だったり専用軌道だったりの変化を楽しむ。鳴滝・宇多野間は桜のトンネルということで名所らしいが、既に葉桜なのが残念。御室仁和寺の駅は観光客の乗降が多いとみえて有人駅だ。駅舎は改修を経ていると思うが、あえてクラシックな装いを残している。駅名表示も「驛室御」と正式名称とは異なる表記であるうえに右から左だ。観光客相手には仁和寺最寄り駅ということをアピールするために改称しても、駅舎の看板を直す必要などないという理屈だろう。いかにも京都らしい。

御室駅に下りると巨大な二王門が正面に見える。なかなか立派な阿形、吽形が両翼に立っている。境内に入れば「満開」と大書された看板が見える。あれっ、今ごろ満開とは。と言うか、何も知らずに訪れた私、ここの桜はソメイヨシノとは違う種類のようで開花時期が遅いらしい。もともと花便りの遅かったこの春、偶然に御室桜の盛りに出くわしたということのよう。そのせいか、平日、特別入山料徴収にもかかわらず境内は賑わっている。

今年はずいぶん花見の回数が多いなあと自分ながら可笑しい。仕事をやめると時間の余裕ができて季節の移ろいが身近に感じられる。

帰りも電車賃節約、嵐電の駅を素通りして南へJR花園駅を目指す。これで今日も一万歩達成、充分なウォーキングだ。途中、面白いものを見つけた。住宅地の一角に「オムロン発祥の地」という石碑、なんでもここがOMRON立石電機ゆかりの地らしい。京都企業というイメージが強い会社だが、大阪からここに移転したのだそうだ。ブランド名は御室というここの地名に因むというのも知らなかった。この日はゴミ収集日に当たっているらしい。石碑の脇にはビニール袋の山、記念碑などお構いなしでゴミ袋を積み上げるかと思えば、石碑と碑文はきっちり避けているあたり、ああこれもまた京都だと思わず口元が緩む。

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