水間鉄道に乗る
2013/2/22

帰国する家族を迎えに関西国際空港まで車を走らせる。夕方の到着便だけどずいぶん早くに出発、第二阪奈から阪神高速に乗り継いだら1時間、帰りはそのルートとしても、行きは節約、東大阪・八尾・柏原・藤井寺・羽曳野・富田林・河内長野・和泉・岸和田・貝塚と辿る外環状線を行く。こんなときでもなければ乗る機会もない都会のローカル私鉄、水間鉄道がお目当てだ。途中の道の駅で野菜をしこたま仕入れるというおまけ付き。

先ずは水間観音にお参り。ここの駐車場は無料なので、車を置かせてもらって水間鉄道全線を往復しようという算段だ。平日の午後、境内は参拝者も少なくのんびりしたもの。ここはなかなか立派なお寺だ。裏手に回ると「お夏清十郎の墓」というのがある。墓石をよく見ると両脇の石柱に林長二郎(長谷川一夫)、田中絹代という往年の大スターの名が刻まれている。きっとそんな映画があったのだろう。でもこの墓、歌舞伎や浄瑠璃の題材となった姫路城下で起きた事件とは無関係のものらしい。観光名所にはよくあることかも。

さて、てっちゃんだ。観音さんから駅までは10分ほどの道のり、駅舎がいかにもという感じで面白い。南海線の貝塚から水間観音まで、駅の数は10、所要は14分で片道280円、1時間に3本というダイヤだ。乗り放題の一日券を600円で販売しているが、こちら往復するだけなのでICOCAで入場、硬券きっぷぐらいあるといいのに。

お寺への参拝というより、日々の通勤・通学の足となっているのだろう。ローカル私鉄とは言っても、先日乗った全くやる気のない紀州鉄道とはちと違うようだ。途中、JR阪和線と交差するのに乗り換え駅はない。まあ、南海系列としてはみすみす客をとられるようなことをするはずもないけど。

貝塚駅で乗ってきた電車で折り返す。当然てっちゃんは最前部にへばりつきだけど、平日のこととてご同輩の姿はない。改めて本日二度目の参拝を済ませて空港へ海を渡る。

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