️大又川滝めぐり
2013/5/5

GW後半の4連休、そのうち3日間はカミサンは仕事、唯一の休みのこの日、「ちょこっと山登りでもする?」と尋ねる。「天気もいいし、外の空気を吸うのもいいんじゃない」と水を向けると、あまり歩かなくて済むならということに。

そこで、車を降りて1時間歩けば登れる高見山に出かけることにする。私は以前に登ったことのあるコース、急な登りだが眺めはいいし、まだ暑い季節でもない。国道166号を東に高見峠を目指す。奈良・三重県境のトンネルが出来て、峠越えの旧道は登山者が利用するだけ。狭くて対向困難な箇所も多い道だけど、最短の登頂路となるだけに結構利用されている。今日はあまり車の姿がないなあと思った矢先、通行止の看板に行き当たる。何ということ。昨年9月の台風で道路は崩落して復旧工事が始まったばかりという。車はおろか登山道も通行禁止、これではどうしようもない。

それならと、少し南方の大又川に回り、林道の奥まで車で入り明神平に行ってみるかと引き返す。こちらも通行禁止の可能性が大だけど。

南側の谷に回ってもやはり通行止、同じ台風の被害、こちらは旧国道ではなく峠を越えない林道だが、大量の降水で崩落したのだろう。それで明神平に登ることも無理ということになった。
 その標識のあったところは伊勢辻山への登山道が分かれる地点、ならば途中の和佐羅滝まで行ってみることにする。約30分の登りだ。それほど落差のある滝ではないが、滝の周りは大きな楓の木があって紅葉のときはさぞ見事なことだろう。車で入れるところではないので穴場かも。もちろん今の新緑の頃も気持ちのいいお弁当スポットである。

和佐羅滝を往復したら、今度は車で林道を少し上流まで。林道から大又川に架かる橋を渡るとすぐの支流に七滝八壺、環境省が選定した「平成の名水百選」だそうな。七滝だったら七壺ではないかと突っ込みたくもなるが、七転八起になぞらえてネーミングしたと言訳めいた解説の看板があるのが可笑しい。無粋なことは言わぬが花。

さらに林道を遡ると大又川本流に魚止滝、大した落差ではないが魚止めにはなっているのだろう。滝を観るためだけの吊り橋が架かっている。気温は上がって水遊びも出来そうなほどだけど、まだ5月、河原に人の姿はない。

帰りにはやはた温泉に立ち寄る。100年前の校舎を利用したビジターセンターを中心にしたふるさと村の施設のひとつ。さすがに本場、檜風呂の木肌のきめ細かさはちょっと他ではない。風呂上がり、ベランダで川風に吹かれていると気持ちのいいことこの上なし。車でなければゆっくりビールでも飲みたいところだ。

東吉野村と堺市は友好関係にあるようで、施設利用料も堺市民だと割安に設定されている。林間学校で使ったりするのだろうか。カミサンの実家は堺なのでお義母さんを連れて来ればいいかも。

ジャンルのトップメニューに戻る
inserted by FC2 system