榛名富士ハイキング
2014/4/19

富士山に続いて富岡製糸場が世界遺産に登録されるらしい。何年か前に見学したことがある。このニュースで大型連休にはきっと観光客で賑わうに違いない。その前の週末、私は東京出張のあとの寄り道で上州の山歩き、新年度に入ってバタバタした後の本格的な登山はしんどいので、温泉にも浸かって楽ちんコース。熊谷からレンタカーを走らせる。

関西の桜は終わっているのに、榛名山麓は満開だ。渋川インターから高原を登り、お昼に水沢うどんに立ち寄った途中、渋川総合公園あたりの桜並木が素晴らしい。ピンクの向こうには緑の赤城山系、さらには上越国境の白い山並み、思わずにっこりするほどの景色だ。

温泉街を抜けて高度を上げると高根展望台、いやあここからの眺めは広闊この上ない。西は志賀高原の横手山、東は日光白根山、その間に白砂山、苗場山、谷川岳、上州武尊山、と連なる山並みは見飽きることがない。上州武尊山は国境の山ではなく群馬県内にあるからそのぶん近い。あのてっぺんから望んだ上越国境の山の迫力を思い出す。この季節だときっと凄い様相に違いない。

榛名富士にはロープウェイが架かっているが、もちろん歩きで登る。ロープウェイとは反対、北側の登山口から小一時間の行程だ。あまり登る人もいないようで、自然保護のために整備していないとか、熊に注意とかの立て札がある。頂上の神社に到着するとロープウェイで登ってきた人たちで少し賑わっている。それでも大したことはない。眺めだけなら高根展望台が勝るのでわざわざここに登るまでもないということかも。

下りはロープウェイ側を榛名湖に向かって南に降りる。車を置いたところまで湖岸を半周、戻りに再び高根展望台で景色を楽しむ。こんなちょっとしたハイキングにしても、山の眺めではやはり関西よりも関東に分があるなあ。

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