国会議事堂 〜 小学生と一緒に社会見学
2016/10/13

東京からの帰りは、ピーチじゃなくてジェットスターだ。こちらも格安、運賃は1990円。問題は成田までが遠いこと。午後の出発まで時間があるし、永田町の近くに泊まったので、歩いて国会議事堂に向かう。一度見学したいと思っていたから、ちょうどいい機会だ。

参議院の裏手に見学者の入口がある。周辺道路に何人も立っているお巡りさんに尋ねると親切に教えてくれる。見学は毎時スタート、10時の組に入る。一般の見学者は10人足らず、外国人の姿もある。
 しかし、この見学は小学生がメインのようだ。二つの学校が来ている。何年生なんだろう。確か、6年生の社会科で国会のしくみを習うはずと、小学校でコンピュータを教えていた頃を思い出す。そのカリキュラムに合わせて、東京の小学校では社会見学の定番になっているみたいだ。

先ずセキュリティ・チェック、これはなかなか、空港のゲートより格段に厳しいぞ。ライター、スマホから財布に至るまで、金属部分のあるものは全部出したはずなのにゲートの赤ランプが点灯する。飲みかけのペットボトルは、実際に一口飲んでみてと言われる。こちら、テロリストには見えない善良な市民なんだけどなあ。

さて、立派なリーフレットをもらって説明を受ける。そして、2列に並んで階段を本会議場の傍聴席まで登る。見学所要1時間というのは大勢の小学生の移動と着席を見込んだ時間のようだ。参議院と衆議院の見分け方などについての説明が続く。そうか、天皇陛下の席があるのが参議院か、テレビのニュース画像で観ても気にしたこともない。
 ひととおりの説明が終わって、質問は? となる。小学生が子供らしい質問をするかと思ったら、誰も手を挙げない。うーん、何か質問しようかなと考える。「ハマコー先生みたいな議員が暴れたとき、取り押さえる警備の人はどこにいるんですか?」なんてアホなことを聞くと、小学生に笑われそうだし、教育的配慮にも欠けると非難されそう。それで、やめる。

あと、天皇陛下が休息されるという御休所を観て館外へ。庭には各都道府県の県木が並んでいる。東京も大阪もイチョウだ。奈良はスギ、眺めてみるとクスノキなども多い。館内は撮影禁止だが、最後は正面での記念撮影はOK、議事堂をバックに小学生は並んでクラス毎に撮すんだろうかな。

見学を終わって外に出て、本日前売り開始のチケット予約でスマホをいじる。ちょっと遅くなった。荷物を塀際に置いて立ち止まっていたら、向こうから警備の警官が離れるようにと大きな身振り、監視カメラでキャッチされているのか。会期中だけに神経を使っているようす。すれ違ったそのお巡りさんに、「国会議事堂前の駅はこっちでいいんですか」とわざわざ尋ねる。こちら、怪しい者ではありませんよ。

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