工場見学の御利益!? 〜 モーター交換で換気扇復活
2016/12/18

舞洲工場の見学に行ったときの、案内してくれたベテラン職員との会話。
「ここの機械は自分らで点検修理してます。ベアリングの交換なんかもね。具合が悪くなると音でわかりますのや」
「そうですかあ、ベアリングですか。うちの台所の換気扇も一年ぐらい前からヘンな音がしますねん」
「そりゃ間違いなくベアリングの消耗ですわ。家でもやれんことはないですけどね…」

そうだったのか、ドラムを清掃しても、回転軸にクレ556をスプレーしても、改善しなかったのはやはりベアリングの問題だったのか。今のマンションに20年ほど住んでいるから、給湯器も交換時期のようだし、そこに組込の換気扇となると出費が嵩むなあと思っていた矢先だ。出来るかどうか、とにかくネットで調べてみよう。

タカラスタンダードVL-60で検索すると、出てくる出てくる。うちと同じ型のレンジ換気扇の異音が、ベアリング交換で解消したとのレポートがいっぱい。そうか、ベアリング交換だけなら1000円レベルで済んじゃうのか。でも、専用工具とかがあったほうがよさそうな感じ。失敗時のリスクも考えるとハードルが高そう。すると、次善の策もあるぞ。モーターを換えるという方法だ。初心者がやるとすれば、こっちかな。

かくして、ネット通販でモーターとパッキンを手配、翌日には宅配で到着、さあやるぞ。事前に内部の確認と手順の検討を済ませていたので、作業はスムースだ。以下、手順を解説。

①作業をしやすくするため、レンジフードを取り外す。2本の蝶ねじを外して斜め上に引き上げればいい。②換気扇のドラムを取り外すために、ユニット前面のリングを外す。小さな蝶ねじが4本ある。③ドラム中央にある大きなネジキャップを右に回して外す。④ドラムを手前に引いて抜き取ると、モーターが現れる。奥の下方にあるコードを電源ソケットから抜く。⑤ モーターの四隅にあるネジを外す。ソケットドライバーがあれば便利だが、最初ペンチで緩めて慎重に手で回せば問題ない。

永年使っていると、モーターの裏に挟んであるパッキンが劣化している。うちの場合もモーターを引っぱっても外れないぐらい固まっていた。そのときは、隙間にマイナスドライバーの先を突っ込んで抉ればよい。パッキンがボロボロ状態でユニットに付着している場合は綺麗に取り除く。

あとは、逆の手順で新しいパッキンを挟んでモーターを取り付けて、ユニットを組み立てていく。先に内部の清掃をしておいたので、作業時間はおよそ30分で済んだ。
 さあ、始動。ところが動かない。一瞬あれれと思ったが、電源ソケットの差し込みが甘かっただけ。よいしょと押し込むと、音もなくとは語弊があるが、静かに気持ちよく回転する。やったあ。こんなことなら、もっと早く交換すればよかった。

さて、経費は、レンジフード用モーターがVRNモーター10224494で6801円、VE-N モ-タ-パッキン10229289が2個380円、締めて7181円に送料730円。そこに先日入会キャンペーンで獲得したYahooカードの5000ポイントあまりを充当して実質負担が2085円となる。期間限定ポイントなので何に使おうと思っていたところだったから、グッドタイミングだ。
 うーん、ずいぶん便利な世の中になったものだ。パソコンの内蔵ディスクの換装はいやと言うほどやっているけど、住まい関係も加わってきた。水道のカラン交換もやったし、そして換気扇。さて、次は何のメンテナンスが待っているのやら。

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