大野和士/新日本フィル「ショスタコーヴィチ第８」 ～ 超オイソガ氏とひまじん
2002/1/18

最近脚光を集める先端技術系の開発に携わるＹ君は、何しろ忙しい。中学以来の友だちだけど、東京と大阪ということもあり、長らく会っていなかった。1年前に私が東京に単身赴任になったのを機に、ときどき食事などをするようになりました。つきあいが長いせいか、ブランクは一切感じない。

彼はもう長年の新日本フィルの会員。今や、一階ど真ん中に席があるという。ところが、仕事が超多忙、午前様もしばしばとか。定期会員券も半分以上流してしまうらしい。ああ、もったいない。「行けない時は、いつでも声をかけてね」なんて言っているが、この日は何とかなりそうとのことで、終演後に錦糸町で一杯ということになった。

宮田まゆみの笙で、細川俊夫「うつろひ・なぎ」、ピンとこないなあ。ちっとも印象に残らない。売れっ子作曲家だから、それなりのものなんだろうけど、私には…

やっぱり、Y君、会社を抜け出せないと見える。休憩時間にも姿がないぞ。

後半はショスタコーヴィチの第8交響曲、前年にライブで一度聴いているのに、この曲も印象に残らないなあ。良くも悪くも。大野ファンの私なのに、どうしてだろう。どうも、私は新日本フィルと相性が悪いのかも知れない。小澤ファンのＹ君は「いい」と言うことが多いんだが…。それとも、このトリフォニーホールが良くないのかなあ。

終演後、Y君とめでたく遭遇。錦糸町にオフィスがある友だちに教えてもらったタイ料理「ゲウチャイ」へ。おっと、まもなく閉店時刻だって。踵を返して居酒屋「太助」に。錦糸町は安くていい。