「ランスへの旅」 ~ あーあ、遅刻しちゃった
2002/10/28

大田区民ホール・アプリコってどこにあるのかなあ。えっ、蒲田。もーう、どうしてそんな遠いところで。なかなか会社を出られず解放されたのが19:20、こりゃまたチケットを無駄にしてしまう。
 半ばあきらめて、築地駅から地下鉄に。一駅乗ったら東銀座。ええいダメモト。都営浅草線に乗り換えたら、久里浜行きの快速特急が。おっと、これは可能性があるぞ。品川の次は京急蒲田、ふむふむ、もっと速く走ってよ。確か地図で見たら、駅から南東方向に少し行ったところ。あったあった、でも、そこは大田区産業プラザ、何だこりゃ。

人気のない建物で、守衛のおじさんに、「アプリコって?」
「ああ、線路を越えてずっと行ったところですよ」
があーん。JRと京急違い。私が向かったのは反対方向! もう、こりゃダメか、そもそも一幕のオペラで、休憩がどこであるのかも調べていないし。

会場に着いたらホワイエにまで、演奏中の歌声が…
 入口のおばさんに、「入れますか?」
 「入れますよ。もうすぐ休憩です」…やれやれ。
 とりあえず、コーヒーでも飲んで。

後半しか観ていないので、あまり正確な論評は出来ませんが、五郎部俊朗さんは絶好調、ロッシーニを歌わせたら、右に出る人はいないなあ。高音も見事に決まっている。
 高橋薫子さんも相変わらずチャーミングな容姿と歌、今日のキャスト、この二人が出色か。
 アンサンブルはしっかりとしていて、レベルは高いが、ソロでは問題のある人もいたようだ。なにしろ半分も聴いていないので、名前を挙げることは控えたい。

それにしても、立派なホール。ちょっとヴォーカルは輪郭がぼやける感じの響きだが。天井桟敷からは字幕が隠れて、と言うか、遠目用のコンタクトレンズを忘れたのでさっぱり。まあ、この作品は、ガラ・パフォーマンスみたいなものだし、どうでもいいのだが。何てったってメニューや洗濯物リストにだって作曲してしまうロッシーニだし。

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