シャイー/コンセルトヘボウのブラームス ~ 何と素晴らしい音
Amsterdam 1994/10/19

アムステルダムは好きな街のひとつ。オランダはお隣のベルギーに比べると雰囲気が明るいし、これまたお隣のドイツと比べても…。コスモポリタンと言うか、ここでは、英語がだいたい通じるというのも、影響しているかも知れない。かつて、七つの海に名を馳せた海洋国家だし、日本とのつきあいも400年を超える。

ABN Amro という会社を訪問、ランチをご馳走になり、夜のコンセルトヘボウの演奏会までご招待いただいてしまう。ヨコメシと言って嫌がる人は多いのだが、趣味は身を助く、ヨーロッパ文化の中核とも言えるクラシック音楽の話になると、平均的なヨーロッパの教養人となら、なんとか互角に話す内容があったりして…

シーズンプログラムの表紙

音楽監督リッカルド・シャイーが指揮する演奏会が、たまたまあったと言うのも幸運だった。コンセルトヘボウは一度は行ってみたかったホールだし、ここの世界有数のオーケストラも是非聴きたかった。ところが、ホテルにあったパンフレットのプログラムが読めない。

Stravinsky : Apollon musagete
 Brahms : Vierde symfonie 

作曲者名は当然判るにしても、ストラヴィンスキーはバレエ音楽か何か、ブラームスはいったい何番の交響曲だろう。杉田玄白ならぬ私は、安易にホテルのフロントに。
 "Excuse me, is this 3rd ?"
 "No. 4th !"

あっ、そうか。とにかく海外では判らないことは聞かなくっちゃ。なお、ストラヴィンスキーはバレエ「ミューズの神を率いるアポロ」ということ。

演奏そのものよりも(もちろん、良かったのだが)、私はオーケストラ、ホールの音の美しさに感動。ここのホールは世界一と言ってもいいぐらい。ほどよい残響、音の混ざり具合、各楽器の明晰さ、ホールも重要な音楽の構成要素だと認識させられる。

面白いのは、このホール、シューボックス型であるものの、舞台がすり鉢状に下の方にあり、指揮者が階段を下りて登場するというのがユニーク。これじゃ、老齢の人だと大変。退場するときは階段を上る訳だし、拍手で舞台に呼び戻されるときには、また下りて…。

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